SILKRAIL〜乗り鉄で世界発見!

40歳を過ぎ長年の会社勤めを辞めて夢の鉄道旅へ!

イスタンブールまち歩き。アジア側の終着駅、ハイデルパシャ駅へ潜入!

一夜明けて、イスタンブール

今夜の夜行列車でイスタンブールを出発し、2カ国目のブルガリアへ。

出発前に夕方から、初日に出会った紳士とお食事をすることになったので夕方まで観光へ!

 

まずはシルケジ駅でEurail Global Passのvalidation&寝台券の購入。

バリデーションは簡単。ユーレイルパスとパスポートを見せれば、有効期限とパスポートナンバーを記入してくれて確認スタンプを押印、以上。

   利用開始FirstDay:2018年4月13日

   利用期限LastDay:2018年7月12日

3ヶ月の長い旅がスタートしました!連続使用バージョンなのでどれだけ乗れるか楽しみ楽しみ。

 

昨日はオリエント急行の始発駅シルケジ駅を満喫したのでアジア側の終着駅も見てみたくなり、地下鉄道Marmarayを利用してボスポラス海峡を渡りハイデルパシャ駅へ。

ここもシルケジ駅同様、現在は使われておらず駅の跡があるだけとのこと。

でもね、鉄道ファンとしてはかつてのバグダッドエクスプレス終着駅、しかも映画のオリエント急行殺人事件でも登場した駅ということで遠目にでも見に行ってみようと散策開始!

 

Marmarayはトルコ国鉄TCDD運営で、日本の大成建設が建設協力したことで有名。海底トンネルということでさすがに深い。そしてTCDD運営ということでEurailPassで乗れます。が、、自動改札のみで日本のように窓口はないのでどうして良いかわからない。

自動改札の向こうに駅スタッフが立っているので「これで乗れるはず、運営はTCDDでしょ?」と訴える。

一旦事務所に確認に行ってくれて、OKが出たようで鉄柵の鍵を開けてくれた。

いちいちこの確認をしなきゃならないのがめんどくさいなー。EurailPassの知名度が上がるといいんですけどね、国によるんでしょうね。

 

晴れて無料乗車で対岸へ。

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今のところ駅はこれだけ。これが将来的にはアジアとヨーロッパを結ぶ長距離鉄道網に進化するのかなぁ?
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真新しい車両、駅も車両もまだピカピカです。
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対岸のAyrilik Cesmesi駅。ショッピングセンターが目の前に立ち、花々に囲まれた美しい新開発されたエリアでした。
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ここから徒歩10分ほど。トルコ軍の基地や病院、TCDD施設などを抜けていくと大きな橋がありその眼下に鉄道網が広がっていました。その先にボスポラス海峡を背に立つ豪華な駅舎のハイデルパシャ駅が!

ディズニーとかハウステンボスとかにありそうな建物。

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最近、ボヤ騒ぎがあり一部消失したとかで工事中の様子。

今は使われていないとのことだったけど、よーく見ると駅のホームを歩く人影が見える。

入れるのかなー?とあわよくば、、と思い橋を下りて近づいて見ることにしました。

 

駅へ近づくとパリッとスーツの怖そうなおじさまと労働者風のおじさまが2人で立ち話中。

こわごわ近づいて、「中、入っていいですか?」と聞くもどうやら英語は全く通じない様子。

身振り手振りで伝えると強面おじさんが「もちろん!どうぞどうぞ」とばかりに中へ案内してくれた。

そして「お茶を飲むか(by トルコ語)」とトルコ定番のお誘い。

別にいらないけど言葉が通じないのでありがたくいただくことにした。

 

すっかり荒廃したハイデルパシャ駅

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構内には売店が2つほど開いていて、チケット売り場も存在する。どうみても駅は稼働していないがTCDDのオフィスとしては結構な人数が働いていそうなのでそのため、ということなのか?

おじさんが紙コップのお茶を売店でオーダーして私のもとへ。自分のお茶も飲みつつトーク開始。

 

しかし、、このおじさま、簡単な単語レベルですら英語が通じない。うーーん、困った。何を言っても?顔。

困った時の写真とGoogleMapということで、昨日訪れた場所やセマーの写真を見せたり、GoogleMapでこのあとの行程やカッパドキア行ったことあるよー、などなどお話しをしてみる。

英語とトルコ語、言葉は全く通じないけど地名とか共通ワードでなんとか通じ合えるもんですね。

とっても盛り上がって、おじさんが西のほうの街出身だということと、兵役でキプロスに行ってたことがあることが分かった。

そこでおじさんから、自分の事務所に来ておしゃべりしないか、とお誘い。

駅のホーム横にあるお部屋へ案内されるとそこはおじさんの執務室。専用のお部屋があるなんて、結構エライ人なのかな?

名刺をいただくとセキュリティ部門の責任者のご様子。

 

 

おじさんの執務室、TCDDイスタンブールエリアの組織図がドーン。

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大きな紙の地図を見ながらさっきのおしゃべりの続き。

バグダットへの鉄道に関する記録写真集も見せていただいた。

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時々、ほかのおじさんも入ってきてゆるーくおしゃべりタイムは続く。

ちょうど時間はお昼に近づいており、おじさんが何やらごはん食べに行かないか?と誘ってくれている様子。

え?どういうこと??と思っていると英語が話せるおじさんが入ってきて、Lunchご馳走するって言ってるから行っておいで、とのこと。

 

ありがたくついていくとそこは駅内にある社員食堂。TCDD社員に混じってありがたくお昼の定食をいただく。f:id:silk888:20180924145517j:image

 

お料理は全て美味しくトルコらしい味付け。スィーツが甘すぎて食べきれなかったけど貴重な経験でした。

 

部屋に戻るとたくさんのおじさまが執務室に集まってきており、午後からMTGとのこと。

丁重にお礼を行っておいとましてきました。

旅の出会いって本当にステキ!これぞひとり旅の醍醐味ですね。

 

おじさんの机にあった目玉のペーパーウェイト、そして鉄道ファン垂涎⁉︎のTCDDグッズをいただく。

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帰りもMarmarayでヨーロッパ側へ。エスカレーターがものすごい深い。
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やはり帰りも自動改札で説明&交渉が必要でした。やれやれ。